コーチングのステップメール運用|配信・返信・体験セッションをつなぐ

ステップメールを用意するとき、何を書くかと同じくらい、どう届け、その後のやり取りをどう続けるかが気になります。
私が運用している「8日間メール講座」と、「5日間動画教室」。それぞれの配信設定と開封率をもとに、メールを届けてから、返信や体験セッションにつなぐまでを整理します。
開封率は、運用を振り返る手がかりです。ただ、それだけで読者が何を理解し、何に迷っているかまでは分かりません。数字で確かめられることと、やり取りの中で聴くことを分けて考えます。
登録直後の案内と、翌日からの講座を分ける
ステップメールは、登録した方に、あらかじめ決めた順番で届けるメールです。私の二つの講座では、登録直後に案内メールを送り、講座本編は翌日から届ける設定にしています。
8日間メール講座の配信設定
- 登録直後:案内メールを配信。
- 登録翌日から8日後まで:Day1〜Day8を、毎日17時に配信。
- 案内メールを含めると、全9通。
Day1の件名は「あなたは、『役割』を生きていませんか?」。Day4は「あなたには、すでに『価値』がある」です。
自分が担ってきた役割や、自分の価値に目を向けるところから始まり、行動することや、一人で進むことへの迷いに触れていく構成です。
5日間動画教室の配信設定
- 登録直後:案内メールを配信。
- 登録翌日から5日後まで:Day1〜Day5を、毎日17時に配信。
- 案内メールを含めると、全6通。
こちらは、コーチングビジネスの全体像から始まり、ロードマップ、売れる仕組みとマインドセット、コンセプト構築へと進みます。
二つの講座では、届ける内容も日数も異なります。登録時に案内する講座の日数と、実際に届くメールの通数を分けて整理すると、配信設定を確認しやすくなります。
各メールの開封率を記録する
以下は、管理画面に表示されている各メールの開封率です。5日間動画教室の数字も、動画を案内するメールの開封率です。
| 配信回 | 8日間メール講座 | 5日間動画教室 |
|---|---|---|
| 登録直後の案内 | 75.3% | 90% |
| Day1 | 86.4% | 90% |
| Day2 | 76.9% | 80% |
| Day3 | 75.4% | 80% |
| Day4 | 81.5% | 60% |
| Day5 | 73.8% | 70% |
| Day6 | 78.5% | — |
| Day7 | 73.4% | — |
| Day8 | 71.9% | — |
※管理画面の表示値です。集計期間・配信人数が確認できていないため、講座同士や一般的な開封率との比較には用いません。「—」は、該当する配信回がないことを示します。
8日間メール講座では、Day1が86.4%、Day8が71.9%でした。途中を見ると、Day3の75.4%からDay4の81.5%へ、前のメールより高い値になっている回もあります。
開封率だけでは、最後まで読まれたかどうかは分かりません。
Day8の開封率から、Day1からすべて読み終えた人数を知ることはできません。動画教室についても、メールの開封率から動画の視聴完了率は分かりません。
ある回の数字が下がっていても、件名だけが原因とは限りません。見直すときは、集計期間、各通の配信人数と開封人数、配信後にどれくらい時間が経ったかを、合わせて確かめます。
メール一通の書き方については、別の記事にまとめています。

返信から、次に伝えることを考える
私のメール講座では、読者に問いを渡し、返信を通してやり取りしてきました。
「あなたの起業に向けて、何か不安や心配がありますか?」
これは、以前のメール講座で使っていた問いです。読者自身の言葉を受け取ることで、こちらの想像だけでは見えなかった事情を知るきっかけになります。
開封率の画面からは、その方が何を不安に思っているかまでは分かりません。返信に書かれていることを読み、分からないことは決めつけずに確かめる。そこから、次に何を伝えるかを考えます。
返信をお願いするなら、受け取った先までが仕事です。一方で、返信がないことを、関心がない証拠にすることもできません。メールを読む方にも、それぞれの事情があります。
メールで分からなかったことを、体験セッションで聴く
メールで私の考え方を読んでいただいても、その方の事情をすべて理解できたわけではありません。体験セッションでは、改めて目の前の方の話を聴きます。
私は起業当初、体験セッションで3回続けて契約に至りませんでした。サービスを説明することに気を取られ、相手の話を十分に聴けていなかったことを振り返りました。
メールの反応から、相手の気持ちを先回りして決めない。
読んでいただいたことへの感謝と、目の前の方を理解することは、どちらも大切です。メールで伝わったことも、まだ分からないこともある。その前提で対話を始めたいと思っています。
体験セッションでどのような対話を大切にしているかは、こちらに詳しく書きました。

配信後も、運用を見直す
2025年12月に実施した「5日間動画講座」は、2026年の「5日間動画教室」の前身です。無料講座の募集を始めて10日目の反省メモを読み返すと、配信内容だけでなく、講座の案内の仕方にも課題がありました。
無料講座を案内する投稿なのに、私は有料のマンツーマンサポートの話をしていました。講座を受け取っていただく前から、その先の契約を意識しすぎていたのです。
有料サポートが定員を超えたため、募集を1か月止めたときには、無料講座の受付も一緒に止めていました。でも、私のサポートを申し込むことと、無料講座を読んでみることは、受け取る方にとって別のことです。
個別にメールで相談できる点も、強く打ち出しすぎていました。当時のメモには、「登録=メール返信」という重さを感じさせてしまった、と書き残しています。
私が手厚さを伝えようとした説明が、「登録したら、何か返さなければならない」と思わせる案内になっていたのではないか。そう振り返りました。
そこで、改善方針を次のように整理しました。
- 無料講座は、自分に合うかを判断していただくための材料として案内する。
- 有料サポートの募集状況と、無料講座を受け取る入口を分けて考える。
- 個別相談を強く押し出しすぎず、好きな時間に読めることや、合わなければ配信停止できることを伝える。
売り手が伝えたいことを並べると、受け取る方の負担が見えにくくなります。原稿や配信設定に加えて、登録前の案内がどのように伝わるかも見直す必要があると感じました。
配信を自動化しても、返信を読むのは私です。その方が何に迷っているのかを確かめ、次に何を伝えるかを考える。そこまで含めて、私のステップメールの運用です。







