コーチング起業当初。ポジティブなだけでは進歩しない。
起業当初は孤独。独りで考え込み、独りで不安に押しつぶされる。そんな堂々巡りの毎日でした。
ふと気づけば、やる気いっぱいのはずだった自分は、過去の自分。自己嫌悪する回数が、日に日に増えていきました。
ある日、「ポジティブにならなきゃ」と、本棚に手を伸ばしました。
手に取るのは、何度も読み込んだお気に入りの自己啓発本。
自分で付箋を貼ったページを開けば、今の自分に言ってほしいことがちゃんと書いてある安心感。
自己啓発本は、ひと時の安らぎを与えてくれます。
しかし、それは、ひと時の安らぎにしか過ぎません。
自己嫌悪に蓋をして、やり過ごしただけです。
明日も、自己嫌悪がひょっこり顔を出し、自己啓発本を読み漁っては、蓋をする。
明日も、また明日も・・・。
この繰り返しで、いつしかポジティブを演じるようになっていきました。
自己嫌悪に蓋をし、正しい判断ができなくなった嘘のポジティブです。心には、黒いネガティブに蓋をしたたまま。
こんな状態で、起業を成功させることができるのでしょうか?
この記事を通して、新しいことに挑戦するみなさんにとって、私の苦い経験がお役に立てばうれしいです。
いつもポジティブでなければならない?
「引き寄せの法則」や「アファメーション」、そして「瞑想」・・・。
成功者マインドを手に入れるため、これらに取り組んでいる人も、これから取り組もうとしている人も多いのではないでしょか。
ちなみに私は、毎朝、仏壇の前での「瞑想」を習慣にしています。
「瞑想」を始めて2か月後の自分。
気持ちはすっきりしましたが、いつもポジティブだったわけではありません。
- 新しいSNSに挑戦しようとしたとき
- 夕方から夜にかけての疲れが溜まったとき
不安や恐怖といったネガティブな感情が、どっと心に押し寄せてくることは日常茶飯事でした。
ネガティブな感情が、どっと押し寄せたとき、あなたなら、どのように対処しますか?
私は、頭の中でポジティブを唱えました。
だめだめ、ポジティブにならなきゃ!
ネガティブな感情は、ポジティブな感情で蓋をしよう。
そして、どうにか自分の気をそらしつつ、ネガティブなんてなかったことにしました。
しかし、どんなに注意をはらっても、ネガティブが心に突き刺さってしまうときもあります。そんなときは、以前に蓋をしていたネガティブもいっしょになって現れてきます。
自己嫌悪感にさいなまれました。
はぁ、どうして、ネガティブがわいてしまうだろう。
起業しなかった方がよかったのかな・・・。
起業当初の私です。
起業当初、いろいろなネガティブな感情がわいてきました。
- このまま稼げなかったらどうしよう。
- 本当にやりたいことではなかった?
- これ続けて意味あるの?
- 他の人がすごい!
もしかすると、あなたも同じような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
起業当初に苦しんだ私から、みなさんに伝えるられる結論です。
ポジティブなだけでは、進歩しない。ネガティブな自分こそ、成功に導く自分です。決してネガティブな感情は、悪い感情ではありません。
- ネガティブな自分こそ、成功に導く自分?
- ネガティブな感情は、悪い感情ではない?
- ネガティブな感情って、さっさと消した方がよくない?
私も理解するまで時間がかかりました。
まとめ
起業当初、ポジティブなだけでは進歩しません。ネガティブな感情もあって初めて進歩します。
ネガティブな感情は善でも悪でもありません。
否定も肯定もする必要すらもありません。
ネガティブな感情は、受け入れる感情であり、ずっと付き合っていく感情です。
ネガティブな感情は、悪い感情ではありません。
次の記事では「ネガティブな感情は、受け入れる感情」について、詳しくお話しします。
お時間をつくって最後まで読んでくださり
ありがとうございました。