コーチング起業の成功を決める!ビジョンと目標設定の黄金法則

40代・50代でコーチング起業を目指すあなたは、明確なビジョンや目標をもっていますか?
多くの方が、

とりあえずお金を稼ぎたい

なんとなく人助けがしたい
という曖昧な動機でスタートして、途中で迷子になってしまいます。
でも大丈夫です。
この記事では、私が実際にコーチング起業で起業6ヶ月目に月100万円を達成できた「ビジョンと目標設定の黄金法則」をお伝えします。
実は、ビジョンと目標設定こそが、コーチング起業成功の最も重要な土台なのです。
この記事を読み終わる頃には、あなたも心からワクワクするビジョンを描き、それを確実に達成するための目標設定ができるようになっているはずです。
なぜビジョンと目標設定が重要なのか?

あなたは普段、ビジョンや目標をもっていますか?
人生の目標や今年の目標はもっていても、セカンドキャリア、コーチングビジネスの明確な目標はもっていないという方も多いのではないでしょうか。
でも、考えてみてください。
ただお金を稼ぎたいからビジネスに取り組むという人は、実は非常に少ないんです。
多くの人は、お金を稼いだ先の未来に叶えたいものがあるから、コーチングビジネスに取り組みます。
つまり、ビジョンや目標は、コーチングビジネスに励む動機であり理由なのです。
そのため、動機や理由が曖昧だと、「何のためにこれをやっているんだった?」と途中で迷子になってしまうかもしれません。
私が教員時代に犯した致命的なミス

実は私も、教員時代にビジョンや目標設定で大きな失敗をしています。
当時の私は、自分がワクワクするというよりも、誰かに期待されたい、組織がよりよくなるようにとビジョンを立てていました。
表面的には「利他の精神」を掲げていたのですが、内心では昇任や手当のことが気になっていたんですね。
つまり、利他の仮面をかぶった利己だったのです。
そんな時に適切な評価がされないと、被害者意識をもってしまう。
でも、いい年齢をして個人の利益を求めるのはカッコ悪いという気持ちから、本音を隠していました。
これでは、持続可能なビジョンにはなりません。
自分自身のビジョンや目標ではない時点で、エネルギーが続かないのは当然だったのです。
ビジョンと目標設定の3つの重要な前提

ビジョンと目標の重要性を理解する上で、まず知っておいてほしい3つの大切な前提があります。
前提①:人はビジョンや目標を忘れる生き物
これは、あなたが怠惰だからではありません。
例えば、一年の初めに立てた目標をいつの間にか忘れていた経験はありませんか?
一週間の計画を月曜日に決めても、忙しさに流されて金曜日には全部なし崩しになってしまった、なんてことも。
心理学者エビングハウスの忘却曲線によると、
- 1時間後には56%忘れる
- 1日後には74%忘れる
- 1週間後には77%忘れる
- 1ヶ月後には79%忘れる
つまり、一時間後または次の日にはほとんど忘れてしまっているということです。
もし身の回りに目標やビジョンを忘れずに覚えている人がいるとしたら、それは覚え続ける努力をしているということなんですね。
前提②:大きなビジョンでなければ、大きな成長はできない
これは非常にシンプルな話です。
例えば、1万円稼げるようになると目標を立てた人と、100万円稼げるようになると目標を立てた人とでは、行動の内容が大きく異なりますよね。
100万円の稼ぎを目指して行動を起こしていくのであれば、その成長の幅は1万円を目指した人とは比べ物にならないくらい大きな差がつきます。
大きく成長変化したいのなら、まず大きなビジョン・目標をもちましょう。
逆に言えば、大きなビジョン・目標をもったからには、大きく成長変化をする必要があるということです。
もし今の自分のままで大きな目標を達成できるなら、もうとっくに達成できているはずです。
つまり、今達成できていないんだとしたら、今の自分では無理ということなんですね。
前提③:心から望むことでなければ行動のエネルギーは湧いてこない
あなたは今、心からワクワクするビジョンをもっていますか?
それを想像した時に、実現した時の風景や感情を思い浮かべて幸福感で満たされるでしょうか。
つまり、自分の努力や苦労がワクワクするものにつながるものなのかどうかということです。
ワクワクするものだと思っていても、実は借り物の理想を掲げているだけという場合もあります。
判断基準は、そのビジョンや目標が叶わないとなった時に、「死んでも死にきれない」という感情をもてるかどうかです。
「叶わなかったらそれはそれで仕方ないな」と思えてしまう程度だと、それはあなたにとっての本当の目標ではないか、重要度がとても低い本気ではない目標であるということです。
心からワクワクするビジョンの作り方

では、実際にビジョンを作ってみましょう。
まず準備として、できるだけリラックスできる環境で紙とペンを用意してください。
パソコンやアプリより、必ず紙とペンを使ってください。
なぜかというと、パソコンに打ち込む動作より紙に書くという動作の方が脳に強い影響を与えるからです。
ビジョン作成のステップ
この枕言葉に続く言葉をたくさん挙げてください。
例えば
- 理想の人生を生きている時、私は趣味の海外旅行を満喫している
- 理想の人生を生きている時、私は自分の好きなことで人を笑顔にしている
- 理想の人生を生きている時、私は家族との時間を最優先にしている
10個書き出すのは当たり前で、15〜20個を目安に書き出してください。
慣れないうちは3つ出して限界ということもあるかもしれませんが、これも練習です。
書き出したものの中から、絶対に叶えたいものを3つだけピックアップしてください。
選んだ3つ以外のものは、一旦すべて捨てます。
ビジョンや目標は強くフォーカスし続けることが重要です。
まんべんなくすべてにフォーカスしていると、思考も行動もぶれますし、費やすエネルギーも分散してしまいます。
ピックアップした3つのビジョンを、いつまでに叶えたいのか、その時期も明確に決めてください。
ここで重要なのは、3年後、5年後というスパンで考えることです。
1年間で到達できる場所は、実はある意味限られていて、知れたものなんです。
3年や5年かけて達成していく目標の方が、より大きくて遠くの目標を叶えることができます。
確実に達成できる目標設定の方法

掲げたビジョンを叶えるにあたって、大抵これさえ叶えば他のものも叶うというものがあります。
大抵はお金で80〜90%のビジョンを叶えることができるので、コーチとして稼げるようになることを目標にするのであれば、収入額を目標にしてみてください。
目標設定のワーク
「これらのビジョンを叶えるために今年できることは」に続く言葉を書き出してみてください。
例えば
- 今年できることは、5人のクライアントさんを抱えることだ
- 今年できることは、怖いのは当たり前だと思い、「飛べ、死ぬことはない」と、自分から積極的に人に会うことだ
- 今年できることは、とことん失敗して、自分なりの成功の法則を創り上げることだ
これは個数は関係なく、書き出せるだけ書き出すのが正解です。
そして、ビジョンに対して最もインパクトが大きそうなものに高い優先順位で取り組んでいきます。
「今週できることは」「今日できることは」という形にすれば、ウィークリーやデイリーの目標も設定できます。
デイリーでもウィークリーでも、目標を書き出して実行するという習慣を身につけることが重要です。
私の実践:人生を変えた11領域アファメーションボードの誕生秘話
ここで、私が実際に行った「人生を変えるビジョン設定」の全プロセスをお見せします。
これは他では絶対に見ることができない、起業6ヶ月で月100万円を達成した秘密兵器の制作過程です。
Step1:過去10年分の夢を総点検(起業2ヶ月前)
まず私は、過去10年分の手帳をすべて引っ張り出してきました。

そして、書かれていた「やり残した夢や目標、理想の未来」をすべて書き出していったのです。

Step2:11領域への分類(起業1ヶ月半前)
11の人生領域
起業1ヶ月半前の重要な気づき

オレンジの付箋で11領域に分類された瞬間
書き出した夢や目標を整理・分析・分類すると、なんと11の領域にきれいに分かれました。
「結局10年間、同じような夢や目標を掲げて、行動できていない自分」に気づいてしまったのです。
私の11の人生領域
重要な気づき
この分類により、10年間同じような目標を掲げながらも行動できていなかった自分自身と向き合うことができました。11の領域に整理することで、人生全体を俯瞰し、真の変化への第一歩を踏み出すことができたのです。
Step3:詳細なアファメーション作成
11領域について、徹底的に書きまくりました。

すると、少しずつ見えてきたのです。「私は」から始まるアファメーションが。
「私は、物心ともに豊かな人生を探究し続けてた人生の勝利者になる」
この瞬間、私の人生が変わったのです。ただ、勝利者とか、カリスマとかは、もう疲れるかな。起業前は、我ながらギラついていたと思う。
ということで、現在が「自分らしく自由で、物心ともに豊かに生きる」に落ち着きました。
Step4:関連性の可視化(起業1ヶ月前)

最後に、優先順位や関連性を考慮して、11領域を線で結びました。
すべてがつながっていくことで、「物心」がビジョンの核であることがほぼ明確になったのです。
Step5:人生の決断(起業前)

起業前、ついに完成しました。
私のビジョン。たった一度の人生ですることを決断した。
ここにないものはすべて手放すことにした。
この瞬間、私は本当の意味で「起業家」になったのです。
結果:起業6ヶ月で月100万円達成
そして起業6ヶ月後、このアファメーション通りに月100万円を達成。
現在2年目ですが、起業当初に掲げた「起業2年の目標年商」を、6月時点ですでにクリアしています。
これが、ビジョンと目標設定の本当の力なのです。
ビジョンを忘れずに継続する習慣術

ここからは、ビジョンや目標を掲げ続けるための習慣についてお伝えします。
絶対に欠かせない習慣
ビジョンと目標を紙に書いて、よく目にする場所に貼ったり、掲示したりすること
これだけは絶対にやってください。
書いたものを何度も目にするということは非常に大切です。
できれば壁に貼って毎朝毎晩見るのが手っ取り早いですが、それが難しければ手帳に書くという形でも構いません。
毎朝毎晩の習慣
書かれたビジョン・目標を毎朝毎晩声に出して読んでください。
もし声が出せなければ、最悪眺めるだけでもいいです。
これを毎日欠かさず実施することで
- 忘れることがなくなる
- 脳がそこにフォーカスするようになる
- ビジョンや目標のための情報を自動で収集しようとしてくれる
- 行動面でも、ビジョンと目標のために何かできることはないかと自然に考えるようになる
私の実際の目標設定例
私がコーチとして稼げるようになる前は、こんなふうに目標を読み上げていました。
「私は、10人のクライアントさんを抱えるコーチになる。月100万円稼げるコーチになる準備はすでにできている。必要なものは全て自分の中にある」
稼げていない今の自分を認めて肯定するのではなく、時間の問題なんだと自分に言い聞かせるような言い方ですね。
私の起業体験:4ヶ月目の苦悩から6ヶ月目の成功まで

私自身の体験談をお話しします。
「月100万円稼げるコーチになる」という目標を設定してから、実際に達成したのは起業6ヶ月目でした。
起業4ヶ月目:最も苦しい時期
特に起業4ヶ月目が苦しかったですね。
たった3回でしたが、連続でセールスを断られたり、1日10時間以上ビジネスをしていても、メール講座や体験セッションの申込みが増えないことに、不毛感、焦燥感を感じました。
「もう、これ無理かも」
妻にも息子にも言わなかったけど、一人で苦しんでいました。
起業5ヶ月目:奮起と大量行動
しかし、「これではだめだ」と奮起し、5ヶ月目に大量行動と試行錯誤を貫きました。
結果的に、5ヶ月目にオンラインからのゼロイチを突破。
そして6ヶ月目に月100万円を達成したのです。
コーチング起業前後での考え方の変化
コーチング起業前後で、ビジョンや目標に対する考え方が大きく変わりました。
アクションプランみたいな「学校経営目標」を達成するための個人目標設定。学校長の意向に沿えば沿うほどに評価が上がる仕組み。
自分の「理想の未来」が主体であり、自分の具体的な想いが大事。ただし、その想いが必ず社会につながっていること。
自分の想いが社会貢献につながった時、自分自身のやる気もアップするし、応援者も増えます。
そして、できるかどうか、どうすればできるか、そんな途中経過なんて無視して、本当に心からワクワクできる目的を先に決めてしまう。
目的が明確になれば、左脳であれやこれやと考えなくても、自動的に目的達成のための必要な環境や条件が整ってくるのです。
クライアントの劇的変化事例

ビジョンボード作り直しで人生が激変したクライアント
あるクライアントさんは、初期に作ったビジョンボードを半年後に作り直しました。
すると、初期の目標がガラッと変わっていたんです。
これは悪いことではありません。
目標をもって行動すると、自分が進化・成長するんです。
本人が進化・成長、変化することを通して、ものの見方・考え方が深く広くなります。
目標を達成するということは、その目標を達成するに値する自分になったということ。
ビジョンを定期的に更新することにより、このクライアントさんは個人の目標と社会貢献のパイプがどんどん太くなっていきました。
今では、クライアントさんはこう言います。
「お客様との機会損失を防ぎたい。だから、私はSNSもブログも講座も積極的に開催します。今できることは今すぐして、困っている人、私が助けられる人との機会損失をしないようにコツコツビジネスをします」
この言葉を話している時のクライアントさんは生き生きとしています。
お金のことももちろん大事ですが、お金のことを考えなくても、お金が流れてくるようになったんですね。
目標が曖昧だった40代サラリーマンの変化
長いサラリーマン経験から、自らの目標が思い浮かばなくなった40代の方がいました。
しかし、手段や可能性を無視して、理想の未来、現状の外側で対話することで、表情がいきいきとしてきました。
実は、こんな夢があふれ出たのです。
- 月100万円稼ぎたい
- 2〜3年後には年商1000万円
- お金と時間の自由を得たら、ヨーロッパに両親を連れていきたい
- 子供の学校行事やイベントを何よりも大事にしたい
- 家族の夢を叶えたい
ビジョン、つまり目的が明確になれば、おのずと目標も浮かんできます。
今年すること、今月すること、今日すること、今すること。
ゴールがはっきりすれば、ぶれなくなります。余計なことをしなくて済みます。だから、達成できるんです。
成功しない人は、とにかくぶれていることと、やらなくてもいいことに手を出してしまう人なんですね。
教員経験がビジョンメイキング指導に活きている理由

実は、教員よりもドッジボール監督時代の経験の方が活きているかもしれません。
「3年後に全国制覇をする」と言って立ち上げて、メンバー募集したチームが、本当に3年後に全国制覇をしました。
つまり、ビジョンが明確だったら、そのビジョンに合う人しか集まらない。
あなたがぶれていたら、誰も集まりません。
これは、コーチングビジネスでも全く同じです。
私の現在の状況と今後の展望
起業初年度は、初年度目標年商の3倍を達成しました。
そして現在2年目ですが、起業当初掲げていた2年目の目標年商は、すでに達成しています。
今日が6月7日。今年残り7ヶ月で、どこまでビジネスを拡大できるか楽しみです。
私のクライアントさんのみなさんも、ビジョンを明確にしてからビジネスをスタートしているため、離脱する人は現在1人もいません。
つい情報収集に行きがちですが、課題設定、ビジョンや目標に価値を感じて、武者震いするほどのワクワク感をもてないうちは、次のステップに行くべきではないと考えています。
まとめ:心から望む大きなビジョンに強くフォーカスし続けよう

この記事では、コーチング起業成功の土台となる「ビジョンと目標設定の黄金法則」についてお伝えしました。
重要なポイントのおさらい
- 3つの前提を理解する
- 人は忘れる生き物
- 大きなビジョンでなければ大きな成長はできない
- 心から望むことでなければエネルギーは湧かない
- ビジョン設定は「理想の人生を生きている時、私は」から書き出す
- 目標設定は「ビジョンのために今日できることは」という形で書き出す
- 紙に書いて毎朝毎晩声に出して読む習慣を作る
私も毎年毎年、一つずつビジョンを叶えてきています。
残念ですが、短い期間で大きな成果を上げるような魔法はありません。
1年で成果が出た、半年でこれだけ稼げるようになったという話は各所で見かけますが、それはほぼ80点や90点の人が、あと10点、20点を満たすだけで稼げるようになった話です。
もし今ゼロからコーチとして稼げるようになりたいと思うのであれば、年単位のビジョンを意識してください。
年単位のビジョンは、今はあまり現実味がない、叶うかどうかわからない、そんなふうに感じるものかもしれません。
でも、掲げ続けることで必ずあなたを遠くの未来へ連れて行ってくれる。
それがビジョンと目標設定の力なのです。
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あなたのコーチング起業の第一歩を、
心から応援しています!