起業の実践

コーチング商品は、人生経験と強みから売れる専門性をつくる

コップの中の水
山近克彦
Well-Being coaching
代表 山近 克彦(かつ)
教員歴27年・元教頭
49歳で早期退職し、50歳でコーチング起業

人生経験と強みを活かして、コーチング商品をつくる。

そう言われても、どんな商品なら売れるのかが分からなければ、手の付けようがありません。

コーチング商品が売れるかどうかは、3つの条件でほぼ決まります。

私はこの条件をもとに商品をつくり、2か月後に売り出しました。

この記事では、私自身がつまずいた例を多めに使いながら解説します。「つくったのに売れない」がなぜ起きるのか、その理由が分かります。

人生経験と強みから、売れる専門性をつくる

まず、前提です。

売れるコーチング商品は、クライアントを「理想の未来」へ導く商品です。

そのうえで、売れる3つの条件があります。

  • 具体的な目標達成ができる
  • 商品Before&Afterの幅が大きい
  • 商品投資価値が高い商品

この3つをふまえて、あなたの専門性を見つけていきます。

これまで人を育ててきたあなたには、豊富な人生経験と強みがあります。そこから、あなただけの商品をつくることができます。

あなたの人生経験や強みで、売れる専門性は何ですか。

ぼんやりとでも浮かんできたなら、それで十分です。私の具体例を重ねると、もう少し輪郭がはっきりしてきます。

私のコーチング商品の専門性とは

ここでは、私の専門性を紹介します。

あなたの専門性と照らし合わせながら読んでみてください。

私は、本気で人を育ててき方のコーチング起業コーチです。

さらに言うと、クライアントの人生経験と強みから専門性の高いコーチング商品をつくり、その商品をもって、物心ともに豊かなコーチとして育成する専門家です。

そのため、次のようなお客様はお断りしています。

  • コーチングのスキルアップ
  • コーチング資格の取得
  • 職場でのサポート力アップ

つまり、コーチングスキルのみを求めるお客様は、私の専門外です。

私が対象とするお客様は、

  • 稼がないと生きていけない
  • 人生に後悔したくない
  • しっかり稼いで人を助ける

これからの人生を、本気で変えようとしている方です。

私は、退職してからビジネス完全素人の状態で起業をめざしました。崖っぷちの状況を、嫌になるほど味わっています。

人生を変えるほどの変化には、大きな犠牲を伴うことも体験しました。

どんなにカッコ悪くとも泥臭くとも、無我夢中に「理想の未来」をめざす覚悟のある方。その方が、私のお客様でありクライアントです。

私は、覚悟のある方に向けたコーチ育成の専門家、とも言えそうです。

こうして言葉にしてみると、専門性は「何ができるか」だけでは決まらないことが分かります。「誰を相手にするか」と、必ずセットになります。

専門性があっても3つの条件がなければ高く売れない

あなたの専門性が、見えつつあると思います。

ただ、確定するのはもう少し待ってください。

3つの条件がそろっていなければ、専門性があっても高くは売れません。

具体的に言います。

私は起業前、小学校教員を対象にした「教育コーチング」で起業しようと、1か月ほど準備を進めていました。

教員歴27年。専門性には、かなりの自信がありました。

しかし、稼ぐイメージが全くもてないのです。

理由は、メンターとのセッション中に分かりました。

「教員の悩みや苦労は、高いお金を払って解決するまでもない」

もちろん、大きな問題は確かにあります。

しかし、安価か無料で相談できる場が、すでにあります。公務員で高い目標達成を志す人や、高額の自己投資ができる人は、そう多くありません。

いくら専門性や自信があっても、教員を相手にした「教育コーチ」を商品にしていては、高く売ることは難しいのです。

なぜ、専門性があるのに高く売れなかったのか。

水にたとえると、分かりやすいかもしれません。

コンビニで売っている水。

富士山の山頂付近で売っている水。

そして、砂漠で喉が渇き、意識を失いそうになっている人にとっての水。

同じ「水」でも、意味も価値もまったく違います。

私がもっていた「教育コーチング」の専門性は、悪いものではありませんでした。現場が27年あり、実績もありました。

でも、それを届けようとしていた相手にとっては、コンビニの水だったのだと思います。

あれば便利。なくても困らない。その程度のものだったということです。

価値は、提供する側が決めるものではありません

受け取る側が「それが欲しい」「それならお金を払ってでも手に入れたい」と思ったとき、初めて、そこにビジネスとしての価値が生まれます。

あなたの人生経験や強みで、高く売れる専門性は何ですか。

専門性が決まったらニーズを探そう

売れる市場は、冷静に、シビアに見極めます。

人を長く育ててきた方には、豊富な人生経験と強みがあります。ただ、そのことが逆に「どうしてもやりたいこと」や「やりやすいこと」へバイアスをかけます。

私もそうでしたから、そのお気持ちは分かります。

専門性を独りよがりに絞り込んだり、決めてしまったりするのは危険です。

必ず、世の中のニーズを探してください。

高いお金を払ってでも叶えたい「理想の未来」を扱う市場でない限り、コーチングで稼ぎ、プロコーチとして生計を立てていくことはできません。

たとえば、先ほどの「教育コーチ」。私の知る限り、高単価を稼いでいる人を見たことがありません。

専門性が決まったら、ニーズを調べて、安価な市場か高価な市場かを見極める。

もし、あなたの市場に高単価で稼いでいるコーチがいないのなら、ブルーオーシャンだとは考えないでください。

潔くあきらめて、別の市場を探すことをすすめます。

まとめ

この記事では「コーチング商品は、人生経験と強みから売れる専門性をつくる」についてお伝えしました。

  • 売れるコーチング商品は、クライアントを「理想の未来」へ導く商品
  • 売れる3つの条件は、具体的な目標達成、Before&Afterの幅、投資価値の高さ
  • 専門性があっても、3つの条件がそろわなければ高くは売れない
  • 価値は、提供する側ではなく受け取る側が決める
  • 専門性が決まったら、必ず市場のニーズを確かめる

コーチングビジネスがうまくいくかどうかは、マインドセットと商品づくりで9割が決まると、私は思っています。

あなたの人生経験と強みから、高単価で売れる専門性のあるコーチング商品をつくってください。

お時間をつくって最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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