【教員転身】価値ある目的の見つけ方|成功する起業の第一歩
コーチングビジネスを始めてみたい。だって、時間にゆとりができそう。
副業で収入を増やしたいな。だって、人生が豊かになりそう。
教育経験を活かして起業したいな。なんとなく、やれそうな気がする。
こういった漠然とした目標をもちながら、途中で挫折してしまう方をたくさん見てきました。
意気揚々と始めたであろうSNSのビジネスアカウント。3ヶ月ほどで放置されている……。
その最大の理由は何だと思いますか?
それは「価値ある目的」が設定できていないからです。
単に「やりたいこと」があるだけでは、困難に直面したとき踏ん張る力が生まれません。心の底から「やらねばならない」と感じる強い目的が必要なのです。
「お金を稼ぎたい」だけでは続かない理由
月100万円稼ぎたい。
これは目標のように見えて、実は真の目的になり得ません。
お金はあくまで手段であって、目的ではない。
私自身、教頭職を辞めて起業する時、「校長先生の給与の2倍稼ぐ」という目標をもっていました。今思うと、野心家で欲深いですね。
でも、この目標だけでは厳しい起業の道のりを乗り越えることはできなかったはずです。
大学に入ってから、息子が難病を発症しました。
「なんでうちの子が……」
信じられませんでした。親として、頭が真っ白になりました。
しかし息子本人は、なぜか冷静でした。発症してからも、自分の人生を止めませんでした。病気と向き合いながら、次々と新しい挑戦を続ける姿がありました。
そしてこの春、息子は新社会人として東京の大手企業に就職します。
その背中を見て、私は気づきました。
人間は、目的さえあれば、どんな状況でも前に進める。
そして同時に、恥ずかしくなりました。
「6年間、言い訳をし続けた自分は何をしていたんだ」と。
子供に背中を見せるどころか、子供に背中を見せてもらっていたのです。
私が起業に踏み切ったのは、この息子に「父親が全力で自分の人生を生きた姿」を見せたかったからです。
- 自分の好きな場所で仕事したい。
- 妻に安全な車をプレゼントしたい。
- そして、息子に背中を見せたい。
これらの目的があったからこそ、困難な時期も踏ん張ることができたのです。
価値ある目的がもたらす3つの効果
明確で「価値ある目的」をもつことで、以下のような効果が生まれます。
1. 意思決定の軸ができる
日々の判断に迷った時、「この選択は目的達成に近づくか?」と問いかけるだけで、答えが見えてきます。
成功には犠牲が伴います。時間やお金をどこに使うべきか、どんな人と関わるべきかなど、すべての選択が明確になり、手放すべき「人・もの・こと」を決めることができるようになります。
2. 困難を乗り越える原動力になる
起業の道は決して平坦ではありません。特に教育現場から全く異なるビジネスの世界に飛び込むと、様々な壁にぶつかります。
そんな時、強い目的意識があれば「この困難を乗り越えてでも達成したい」という原動力が生まれます。
たった一度の人生、「絶対にこれをしなければ死ねない!」とまで思えれば、人間は本当に強くなります。

3. 周囲の人を巻き込む力になる
情熱的な目的をもつ人は、周囲の人をも動かす力をもちます。
私がドッジボール監督として日本一を目指した時も、明確な目的をもつことで選手やコーチ陣、保護者の協力を得ることができました。
暑い日も寒い日も、嬉しい時も辛い時も、どんな時でも一緒にいてくれた世界で一番大事な仲間です。
ビジネスでも同様に、あなたの目的に共感してくれるパートナーやクライアントが必ず集まってくるでしょう。
「価値ある目的」を見つける3ステップ
では具体的に、あなた自身の「価値ある目的」はどうやって見つければよいのでしょうか。私が教員からコーチングビジネスに転身した際に使った方法をご紹介します。
ステップ1 30個の夢をリストアップする
まずは、できるできないは別として、思いつく限りの夢や目標を30個書き出してみてください。
「30個も?」と思うかもしれませんが、20個目くらいから本当に心が求めているものが出てくることがよくあります。以下のカテゴリで考えると書き出しやすいです。
- 行きたい場所、体験したいこと
- 手に入れたいもの
- 達成したい実績
- 家族や大切な人との時間
- 社会に貢献したいこと
私も全国制覇という夢をもつ前は、「県大会で優勝したい」「子供たちに楽しい思い出を作ってあげたい」といった小さな目標から始まりました。
目標を一つ一つ達成し、リストを更新していく過程で、ついには「日本一のチームを作る」という大きな夢が形になってきたのです。
ステップ2 ビジネスとの接点を見つける
そのリストの中からビジネスやキャリアと接点がありそうなものを選び出します。
例えば「自分の好きな場所で仕事したい」という夢があるなら、「そのために必要な自由な時間と資金を得るビジネスを構築する」という接点が見えてきます。
教育者の方なら「これまでの教育経験を活かして、より多くの人の人生を良い方向に変えていきたい」という夢と、「コーチングビジネスを立ち上げる」ことを結びつけられるでしょう。
この接点こそが、あなたが本気で取り組めるビジネスの核になります。
ステップ3 細部まで想像する
その目的が実現した時の様子を、五感を使って細部まで想像してみましょう。
- その日の天気や気温は?
- 周りにはどんな音が聞こえる?
- あなたは何を見て、何を感じている?
- 誰と一緒にいる?どんな言葉を交わしている?
このように細部まで想像して、胸がワクワクし、時には涙が出るほど感動する感覚があれば、それは間違いなく「価値ある目的」です。
- 私は全国優勝の瞬間
- 選手の喜ぶ顔
- 保護者の泣き顔
- コーチ陣の安堵した顔
- 観客の歓声
- 自分の胸を熱くする感動
これらをはっきりとイメージしていました。その瞬間をいつも心にもっていたからこそ、厳しい練習や困難な状況も乗り越えられたのです。
「欲」をもつことを恐れないで
特に、人を育てることをしてきた方は、「欲をもつのは卑しいことだ」という価値観をもちがちです。特に公務員、そして専業主婦の方に多い。
しかし、健全な欲は成長のエネルギーになります。
- 自分らしく自由に生きたい
- 経済的な不安なく生活したい
- より多くの人の役に立ちたい
これらの欲求は、決して卑しいものではありません。むしろ、あなたと周りの人を幸せにするための原動力になるのです。
自分が豊かで幸せでなければ、真に大切な人を豊かで幸せにすることはできません。
まず、自分の欲を一番に果たしてください。
目的と目標の違いを理解する
達成すべき具体的な指標(例:月収50万円、クライアント10人獲得)
その先にある、本当に実現したい状態(例:家族と余裕ある生活を送る)
目標は変化することがあっても、目的は長く変わらないものです。常に「なぜそれを達成したいのか」という問いを深掘りすることで、表層的な目標の奥にある本当の目的が見えてきます。
今日からのアクション
カテゴリ別に分けて、思いつく限りの夢や願望を書き出してみましょう。
選んだ夢を視覚化するために、関連する写真や言葉を集めたビジョンボードを作りましょう。

選んだ目的が実現した様子を、毎日3分間具体的にイメージする習慣をつけましょう。
私のおすすめは、「朝、目が覚めてすぐ布団の中で」と「夜、眠くなって布団の中で」がおすすめです。
左脳の活動がゆるくなるおかげで、右脳のイメージがやりやすいです。
「教える専門家」から「稼ぐ専門家」へ
この道は決して平坦ではありません。
しかし、心の底からワクワクするような「価値ある目的」をもっていれば、どんな困難も乗り越えられます。
私はドッジボールの指導でも、教員でも、そしてビジネスでも、そのことを身をもって経験してきました。
あなたも、本当の意味での「価値ある目的」を見つけ、自信をもって一歩を踏み出してください。



