元教頭が見つけた!クライアントに求められるコーチ【5選】
コーチやりたいけど、どんな人がなってるの?
対人支援、なんかハードル高く感じてしまいますよね。
この記事は、コーチに限らず教員や保護者、すべての教える人にもお役立ちできる内容となっています。
ぜひ、ご覧ください。
【1】本音で話すことでクライアントの行動力を引き出す
コーチとクライアントの関係は、迎合では成り立ちません。
「迎合」とは、自分の考えを曲げてでも、他人の気に入るように調子を合わせることです。
あなたが控え目な人ほど、浅い付き合いでは好感をもたれやすい。
しかし、あなたが控え目なだけでは、コーチとクライアントのような深い関係になることは難しいです。なぜなら、コーチとクライアントの間には、程よい緊張感が必要だからです。
クライアントは、親切な人を求めていません。求めているのは、叶えたい目標の達成であり、サポートしてくれるコーチです。
表面的な傾聴や会話だけでは、クライアントの行動力は引き出せません。
大切なのは、ポジティブなこともネガティブなことも本音で伝えることです。本音で話すことで、クライアントの内面まで届いた対話が生まれます。
コーチ自らが率先して自己開示し、クライアントと深い付き合いをしていきましょう。きっと、あなたのことを信頼したクライアントは、最速で目標に近づくことができます。
【2】機嫌が良いコーチは身近な人との関係を大切にする
最速でクライアントの目標を達成させるコーチは、常に機嫌が良いです。
私のメンターも、いつもご機嫌です。
機嫌の良いコーチには、共通したところがあります。
身近な人との関係を大切にし、深くコミュニケーションを取っている。
身近な人との関係がボロボロなのに、クライアントと深くコミュニケーションをとれるはずがありません。極論かもしれませんが、仕事ができなくてもお金がなくても、家族を愛しているコーチがクライアントの結果を最速で出します。
ゲーテの言葉にあるように、「不機嫌は人間の最大の罪」です。
私もこれまで、情緒不安定な人とはたくさん出会ってきました。職員室の席が隣のときは、放課後になっても職員室に戻らないようにしていました。間違いなく、不機嫌な人からは、そっと人は離れていきます。
【3】自信のないクライアントを不安にさせるコーチ
自信のないクライアントを不安にさせるのはだれ?
ズバリ!自信のないコーチです。
心に葛藤のあるコーチが、心に葛藤を抱えたクライアントを前にしたとたん、急に落ち着きがなくなっていく。ドギマギしたセッションの心地悪さといったら・・・。
さらに最悪なのが、クライアントが目標達成できないことを自分のせいにして落ち込むコーチです。一見、優しくていい人そうなコーチですが・・・。
間違ってはいけません。
目標達成するのは、クライアント自身!
コーチは、自信過剰なぐらいが丁度よいです。
夢を託したコーチが自信なさげだったら、げんなりしちゃいません?
【4】サポートとサービスは区別しよう
コーチの手厚いサポートは、クライアントにとってプラスになるの?
私は否定的です。
クライアントの自立を目指すなら、サポートとサービスは区別しなければなりません。
サポートとは、相手の状況を素早く把握し、適切な高さに目標を設定し、行動を促すことです。サービスが多すぎると、クライアントは自分では何もできない状態に陥ります。達成感も再現性もありません。
回りくどい言い方かもしれませんが、
コーチのサポートは、サービスを減らしいくことに意味がある!
私のポリシーです。
常に、サポートの終了時点、クライアントさんが笑顔で巣立っていくことを楽しみにしながらサポートさせていただいています。
【5】情緒未成熟なコーチは過干渉に注意
コーチが、サポートを手厚くする理由は何でしょうか?
理由は、コーチ自身が情緒未成熟だからかもしれません。
未成熟な大人は、近くにいる人を放っておけず、親切や心配という名目で干渉してしまいます。
教頭として多くの保護者や職員と接してきましたが、過保護はダメだと分かっていても、過干渉に気づいていない大人がとても多いです。
とにかく「ほっておく」ことができない。
コーチのサポートは、目標達成と自立支援です。人生をより良く生きるための成功の法則を、目標達成の過程で学んでもらうことが重要です。
ほとんどのクライアントは、自我の確立した大人です。
私は、ベタベタやネバネバはちょっと苦手です。
迎合は最大の敵だと心に刻んでください。
まとめ
この記事では、求められるコーチ【5選】を紹介しました。
コーチングビジネスとは、「専門性をもってクライアントの夢や目標にコミットし、クライアントの自立をうながすことを仕事とする」ということです。
つまり、徹底した顧客主義です。
普段から、自己開示や本音で話すことを意識して、コミュニケーションを取っていきましょう。
お時間をつくって最後まで読んでくださり
ありがとうございました。