3回連続断られた挫折→ゼロイチ突破|50代起業家の逆転劇
この記事は、次のような方に向けて書きました。
- 起業したいけど「失敗したらどうしよう」と一歩踏み出せない方
- これまでの経験や実績が、ビジネスで通用するのか不安な方
- 「育てる力」はあるのに、それを収益に変えられていない方
- 家族に迷惑をかけたくない、失敗が許されない状況にいる方
もし一つでも当てはまるなら、この先を読み進めてください。
私が味わった最大の屈辱と、そこからゼロイチ突破に至るまでの全プロセスを公開します。
「これ、一生契約なんか取れないんじゃないの?」
起業4ヶ月目。
体験セッションで3回連続契約を断られました。
1人目、断られた。
2人目、断られた。
3人目、また断られた。
「これ、一生契約なんか取れないんじゃないの?」
頭の中が真っ白になりました。
「お金がない人だったから…」

その日の夜。
妻にこう言ってしまいました。
「今日の人、お金がない人だったから…」
断られた原因を、相手のせいにしようとしたんですね。
- 契約しなかったのは、自分のせいじゃない
- お客様にお金がなかっただけ
そう思い込もうとしていた。
でも、心のどこかでは分かっていました。
それは言い訳だと。
当時の私は、被害者意識の塊になっていました。
それでも、辞めようとは思えなかった
3回連続で断られて、心は折れかけていました。
でも、「もう辞めよう」とは思えなかった。
なぜか。
「3年間はやり切る」と決めていたからです。
49歳で教頭職を辞めた時、私は覚悟を決めていました。
- 3年間は何があっても続ける
- 3年やってダメだったら、その時考える
この覚悟だけが、折れかけた心を支えていました。
家族の顔が浮かんだ
このとき、頭に浮かんだのはやっぱり家族の顔でした。
「教頭を辞める」と言った時、妻は何も言わずに応援してくれた。
難病の息子がいる中で、安定を手放す決断を受け入れてくれた。
その家族に、「やっぱりダメでした」なんて言えない。
- 妻に「まだやれる」という姿を見せたい
- 息子に「大人になっても夢を諦めない」という生き方を見せたい
- 「やっぱりやるね」と称えられる存在でいたい
この想い…プライドが、私を前に進ませてくれました。
メンターに図星を突かれた

この時期、私にはメンターがいました。
そのメンターに、こう言われました。

山近さん、完璧主義ですよ

今まで大事にしてきた価値観の中に、不要なものがありますよ
そして、こう続けました。

コントロールしようとするのは、心のどこかで相手を見下しているからですよ
図星でした。
確かに、教員時代もそうだった。
子供のことをコントロールしようとしていた時があった。
職員会議で、うまく言いくるめようとした時があった。
本当のことを言われると、もやっとする。
もやもやしていました。
でも、私はこう思い直しました。
「稼げるようになるなら、このもやもやも手放す」
もうプライドなんてない。
もうやるしかない。
稼げるようになるためなら、何でも手放してやる。
そのぐらいの覚悟でした。
「もう好きにしてくれ」
- 完璧主義を手放した
- ジャッジ思考を手放した
- 他責思考を手放した
そして、こう思えるようになりました。
「コントロールできないものを、コントロールしようとするの、もう疲れた」
「もう好きにしてくれ」
相手が契約するかどうかは、私にはコントロールできない。
できるのは、目の前の人に全力を尽くすことだけ。
そう腹をくくった瞬間、心が軽くなりました。
そして、ゼロイチ突破
3回連続断られて、メンターに指摘されたその数週間後。
4人目の体験セッションがありました。
相手は、主婦の方でした。
正直、事前に準備したトークスクリプト通りに進めようと思っていました。
でも、実際のセッションはそうならなかった。
結局、相手の苦労話を延々と聞いていただけでした。
- 「こんなことがあって…」
- 「あの時は辛くて…」
私はただ、「そうなんですね~」なんてうなずきながら聞いていた。
セッションの終盤。
その方が、こう言いました。
「山近さんにお願いしたいです」
「えっ、ほんと…?」
正直、信じられませんでした。
うれしい。
でも、手放しには喜べなかった。
- 契約書の書き方、どうするんだろう
- チャットの設定とか、やることが増えるな
そんなことが頭をよぎっていました。
喜びは束の間…新たな悩み…(笑)
「やりました!」
でも、妻と息子に報告する時だけは、清々しかったです。
「やりました!」
初めての契約。
ゼロイチ突破。
家族に報告できた、あの瞬間。
あの時だけは、本当にうれしかった。
そして、すぐにメンターにも報告しました。
「ありがとうございます!」
きっとメンターも喜んでくれるだろうな。
そう思うと、またうれしくなりました。
振り返れば、3回の「NO」が必要だった
今振り返ると、あの3回の「NO」は必要でした。
- あの挫折がなければ、完璧主義を手放せなかった。
- あの屈辱がなければ、被害者意識から抜け出せなかった。
- あのメンターの指摘がなければ、自分の「コントロール癖」に気づけなかった。
失敗は、経験。
何でもOK。
これが、私の人生哲学です。
あなたの「育てる力」は、必ず武器になる
もし、あなたが今、
- 「これまでの経験なんて、ビジネスで通用しないんじゃないか」
- 「自分には向いていないのでは」
- 「失敗したら家族に申し訳ない」
そんな風に感じているなら、伝えたいことがあります。
あなたの「育てる力」は、必ずビジネスの武器になります。
人を育ててきた経験で培った説明力、忍耐力、責任感。
それは、そのまま「稼ぐ力」に転換できる。
教員でも、教室経営者でも、子育て経験者でも。
「育てる力」をもつあなたなら、必ずできる。
- 最初の一歩は、怖い
- 断られるかもしれない
- 失敗するかもしれない
でも、その失敗こそが、あなたを成長させる最大の教材になります。
あなたの『育てる力』を最強の武器に変え、家族に挑戦する背中を見せましょう。
元教員SNS音痴&ビジネス初心者の50代の私でも、そうやって乗り越えてきました。
関連記事





