なぜ6年間、動けなかったのか|49歳教頭が起業を決めた夜の話

山近克彦

こんにちは!
「育てる力」を
「稼ぐ力」に変えるコーチ
Well-Being Coaching 代表
山近 克彦(かつ)です。

一つだけ、聞かせてください。

「いつか動こう」と思いながら、まだ動けていませんか?

もしそうなら、この記事はあなたのために書きました。

これは私が6年間、動けなかった話です。

そして、なぜ動けなかったのかを、やっと言葉にできた話です。

55歳になったら起業する

49歳になるまでの6年間、私はずっとそう言い続けていました。

周りからすれば、本気に聞こえていたかもしれません。

でも今なら分かります。あれは口だけでした。

やるやる詐欺。

自分でもそう思っていました。

なぜ動けなかったのか。

ずっと分からなかったその理由が、起業してから少しずつ見えてきました。

動けなかった本当の理由

生き方を変えようとするとき、人は大きな勇気を試されます。

変わろうとすると、不安がわき上がってくる。

でも、変わらないままでいると、不満が積み上がっていく。

「変わろうとする不安」と
「変わらないことへの不満」

この狭間で、心が疲れていくのです。

私はその狭間から逃げました。

「決めなければ、未来はいつでも無限の可能性を残せる」

そう思い込んで、決めることから逃げ続けたのです。

勇気がなかった。
ただ、それだけです。

黒歴史が、逃げる理由を増やしていた

決めることから逃げる理由は、もう一つありました。

過去です。

幼少期のいじわる。
学生時代の裏切り。
初任校での差別。

そして、ある年、校長に言われた言葉。

山近先生…、不適格教員ですよ

そのときの状況を話すと。

担任業務、校務分掌、体育連盟の研究部長を同時に抱えていました。学年主任は大学院通学のため定時退勤。学年の週予定作成や全行事の計画・実行など、私一人でやっていました。その状況での帳簿の遅れでした。

私は言い返しました。

「校長先生、私が学級関連以外でどんな仕事をしているかご存じですか?」

言い返せました。でも、傷は残りました。

こういった過去を抱えているから、「また失敗したらどうしよう」という恐れが、決断をさらに遠ざけていたのです。

表彰を重ね、教頭職につき、全国制覇をしたのも、振り返れば黒歴史を上書きしようとしていたのかもしれません。

それでも「このままで終わらない」という感覚だけは、6年間消えませんでした。

体が先に、限界を出した

眠れない夜が続きました。

声が出なくなりました。

それでも「もう少ししたら動こう」と思い続けていたある夜。

頭がぐるぐると回り続けているとき、ふと気づきました。

自分がやりたくないことを、本当にやりたい人がいる。俺ってめちゃくちゃ失礼なヤツだ。

やりたくないのに続けることは、美徳じゃない。

それを本気でやりたい誰かの場所を、奪っているだけかもしれない。

適材適所。パズルのピース。

「だとしたら、自分の人生で、自分しかできないことがあるはずだろう」

夜中の2時、仏壇に駆け下りた

その瞬間、「コーチング」という言葉が閃きました。

頭で考えたのではありません。

体の奥から、じわっと来た感覚でした。

時計は夜中の2時を回っていました。

気づいたら2階の寝室から1階の仏壇へ駆け下りていました。

手を合わせて、一言だけ出てきました。

「これだ」

誰かに伝えたくて、でも起こせる人は誰もいなくて。

仏壇の前でひとりで座っていました。

あの夜の確信は、今でも体が覚えています。

覚悟は、待っても来なかった

6年間、覚悟が「降りてくる」のを待ちました。

来ませんでした。

代わりに、体が限界を出しました。

気づいたのです。

覚悟とは、待つものじゃなかった。
自分の勇気が決めるものだった。

「変わろうとする不安」と「変わらないことへの不満」の狭間で、どちらかを選ぶしかない。

その事実から、ずっと目を背けていただけでした。

まとめ

今、動けていないとしたら。

それは意志が弱いのでも、覚悟が足りないのでもないと思います。

変わろうとする不安と、変わらないことへの不満。

その狭間にいる、ということです。

ひとつだけ、問いかけさせてください。

あなたの「このままで終わらない」は、まだ生きていますか?

その感覚が残っているなら、それがすべての出発点です。

6年間動けなかった私が、49歳で動けたのです。

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山近 克彦(かつ)

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