ひとり起業を考える40代のあなたは「第二の思春期」かもしれません
「第二の思春期」を知っていますか?
私は、起業して2ヵ月後に知りました。もう少し早く知りたかった。
- このまま、人生は終わっていいの?
- 本当にやりたいことは、これだった?
- 夢や目的より安定を求めるんだね。
アラフォーになれば、心の葛藤や危機感を募らせることも増えます。学生時代の思春期のようなもどかしさ。これは「第二の思春期」と言うらしいです。
第二の思春期「ミッドライフ・クライシス」とは
第二の思春期は、別名「ミッドナイトクライシス」。日本語に訳すと「中年の危機」です。
危機なんて言われると驚いてしまいます。もしかすると、驚きよりも、自分のことが分かって安心した方もおられるかもしれませんね。
40歳を過ぎると、ふとした瞬間に、人生の終わりを意識するようになりませんか?
20代・30代のころは、今日よりも明日。明日よりも明後日と、がむしゃらに駆け抜けてきました。
よくここまで、未来の自分に期待しながら、成長してきました。自分をほめてあげたいぐらいですよね。
しかし40代も半ばになると、時間の有限性を実感することになる。実感というか、これは痛感に近い感情です。
- 人生、損をしたくない!
- やりたいことは、全部したい!
いろいろな感情がわき上がります。でも、大丈夫。40代は、まだまだ若い。
35歳のときに読んだ本に、次のような言葉が書かれていました。
チャンスは、ピンチの顔をしてやってくる!
- 今、自分自身から目をそらさない。
- 今、いかに自分と向き合うことができるか。
後の人生に大きく影響してきます。
自分のことや未来のことを考えたくない気持ちは、だれだってあります。忙しい毎日では、自分と向き合う作業がほんとに面倒に感じられるはず。
でも、臭いものに蓋をしていると、だんだんと匂うようになってきます。50歳の経験者からのアドバイスです。
人生は観覧車のようだ
よく、人生は観覧車にたとえられます。
ワクワクは、どの辺りで感じますか?
さすがに、下りがワクワクする人は少ないはず。おそらく、頂上に近づけば近づくほど、ワクワクが増してきますよね。
人生に関するこんな調査結果があります。
人生の満足点の平均は、56.7点!
いかがでしょうか?
半分よりも少し高いぐらい。どことなく観覧車と似ていませんか。
満足度の低い人の主な理由は、
- 収入・貯金が少ないこと
- 人間関係にストレスがたまること
ちなみに、夢や目標がない年代は、ワースト1位「45歳~49歳」。アラフォーの方にとっては少し酷な話ですが、これは確かです。私も、しっかり経験したから分かります。
40代になると自分の人生の頂点が想像できるようになり、自分の人生はこんなものかと、限界も感じるようになります。
新しい発見も次第になくなり、自分ができることしかしなくなり、自分ではなくてもいいことを求められるようにもなります。
組織が、40代に求めているのは、あなたの成長よりも組織の安定かもしれません。
私は、順番だからと、半ばあきらめていました。
本当にあきらめていいのでしょうか?
生き抜く方法
どうすれば「第二の思春期」を抜け出すことができるのか?
それは「自己決定」しかありません。
自分で決めているかどうかが大事。
これまでの人生でも、他人に言われて行動したことよりも、自分で決めて行動したことの方が、どんな結果であれ満足度も高かったはずですよね。
- 自分でした失敗は学びになる。
- 自分でしたから、心から喜べる。
- だから、人生が変わる。
学生の頃、人に決められたことをするのが大嫌いでした。ときには、先生にも反抗することもありました。
今は大人ですから、本心は表に出しませんが…。中学生時代から、心は変わっていない気もしています。いかがでしょうか。
自由な自分に戻りたくない?
- 自分のやり甲斐や生き甲斐をつくってみない?
- もう一度、自分で決めたことをしてみない?
やりたい時に、やりたい場所で、やりたいことをする。小学生のときのような自分らしい自分に戻ることができると言ったら、信じていただけるでしょうか?
自分の本当の気持ち
40歳にもなれば、仕事のしわ寄せやプレッシャーがどんどん増えてくるでしょう。
同時に、新しいことをやりたいという願望もどんどん燃え上がってきます。
今より大切な時は、後にも先にもありません。
先のことを考えて不安になったり、過去のことを振り返って後悔したりすることもあるでしょう。でも、過去は過去。未来は未来です。
あまり深く考えすぎると、ネガティブ感情にどっぷりつかってしまいます。
- 今、自分にできていることは何か?
- 今、ここで何ができるのか?
観覧車は、自分のペースで回ってくれません。実際の観覧車では、途中で降りることもできません。
しかし人生の観覧車は、自分で止めることも降りることも自己決定できます。
少しでも早く、地に足をつけて自分と語り合う時間をつくってください。きっと、客観的に自分を見つめ直すことができるはずです。
ここで、1つ注意をさせてください。
大きい決断は、慎重に。
心がネガティブなときや疲弊しているときは、大きな決断は危険です。失敗する可能性が、とても高いです。
不安や焦りの気持ちが大きくなれば「エイヤ」と決断したくなります。しかし、ぐっと我慢して、まわりの信頼できる人に相談をしてみてください。
ポジショントークに聞こえてしまうかもしれませんが「メルマガ講座」「体験セッションや」「個別相談」などの場で、専門家のアドバイスを受けることも効果的です。きっと、自分の本当の気持ちに気づくことができるはずですよ。
おわりに
「第二の思春期」は、あなただけに起きるわけではありません。40代、早い人では30代半ばぐらいから始まります。
口に出さないだけで、誰にでも起こっています。だれもが通らなければならない人生の通過点です。
ぜひ、自分と向き合う面倒な作業をしてください。過去に囚われているのではなく、未来に向けて新たなスタートを切るためのチャンスです。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。